泡瀬の家

 およそ40年前に宅地開発がされた住宅街。大きな通りから入りこんだ私道に面する家々には当初から住む人も残り、顔見知りのご近所さんによるコミュニティが形成されている。新たなライフステージを機に、そんな地域へ移り住むための住宅が求められた。

 前面道路以外の3方を囲まれた場所に駐車台数を3台という限られた条件で、周囲との距離を取りながら、家族の集まるスペースに明るさと広さを確保するため、メインとなる生活の居場所を2階としている。リビングの北側にインナーパルコニーを設け、外壁からの反射光が室内に優しく照らすように全面サッシによって繋いでいる。キッチンを中心に居場所を配置し、家族それぞれの過ごし方がリビングで共存する。

 持ち上げられたボリュームは道路側にはね出すことで、1階駐車場の屋根になり、通りに対してはシンプルでかわいらしい外観となった

沖縄県沖縄市

用途:専用住宅

竣工:2020年6月

構造:壁式鉄筋コンクリート造

階数:地上2階

敷地面積:129.69㎡

建築面積:  74.13㎡

延床面積:117.69㎡

atelier tricycleとの共同プロジェクト