浦添の二世帯住宅

　既存住宅の建て替えによる、完全分離型の2世帯住宅の計画。

親族が集まることから駐車スペースが基本要件であったため、建物を北側に寄せながら可能な限り大きなボリュームを確保することが求められた。

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　１階と２階で異なる要望を、壁式構造の中で1つの建物としてまとめていくことが設計の主題となった。2階リビングを勾配屋根として立面デザインに展開させることをきっかけに全体をまとめ、これまでにない手法が個性的なプロポーションを生み出している。

　最後に出てきた赤瓦の要望をアクセントとしつつ、1階と2階を僅かに繋げる要素として機能させた。階段ボリュームは素材感も含めて本体と切り分けることで、全体のボリューム感を低減させつつ、夕方には屋根がライトアップされ、住宅街に灯りを提供する。​